コスプレ撮影・ライティング研究所

撮影の基礎から応用まで色々な技法を研究していきます

雑談

スタジオ利用方法

2019/08/30

コスプレの撮影を始めるまでスタジオはプロが使うものでとても高い!と思っていたのですが、実はコスプレ専用スタジオなるものがかなり沢山存在していて、設備は簡素だったりします。
が、お値段がとてもリーズナブルで、1日使っても5千円程度で収まってしまうのでかなりお手軽に使わせてもらえます。

今回はスタジオでの注意点やマナーなどを書いて行きたいと思います。

予約方法

最近ではコスプレをターゲットにしたスタジオもとても増えましたが、予約形態がそれぞれ独自過ぎてやや分かり辛いと思いますが大きく分けて3つのパターンだと思います。

・個別予約制

利用する予定の人が各自予約する形式です。この形式の場合、撮影予定が決まったら早めに予約をしないと一緒に撮影に行く人は予約できたのに自分は予約できなかった。なんてトラブルも起きるので注意が必要です。ですが、万が一ドタキャンされたとしても、自分の分だけのキャンセル料で済む事が多いので、リスクはやや低めです。

・グループ予約制

撮影グループの代表者が人数分の予約を行います。「日本太郎 4名」といった形です。代表者のみ、予約の際に住所・本名・電話番号などの情報を求められます。ドタキャンされてしまった場合、代表者に全てのキャンセル料の請求が行きます。自分がドタキャンしない自信がある場合は同行者に予約して貰った方がリスクは下がります。

・予約不要制

当日飛び込みでスタジオに行ってしまってOKな形式です。地方スタジオなんかだとたまにありますが、あまり数は内容に感じます。
ドタキャンでの金銭リスクが一番低いです。

個別予約/グループ予約供に当日空きがあれば利用できる事が多いですが、不確実で当日スタジオを探して右往左往するよりは事前にしっかり予約しましょう。
また、予約受付終了も当日から1週間前などスタジオによってバラツキがありますが、当日受付までやっている所は少数派だと思われます。

 

利用規約

これもスタジオによってまちまちです。基本的には商業目的の利用は別料金になったり、過度の露出衣装には制限があったりなど、スタジオ毎に規約を設けています。
ある程度スタジオ利用に慣れてくると自分で勝手に大丈夫なラインを作ってしまいスタジオをトラブルになったり、計画していた撮影方法が使えなかったりしますので、利用規約は必ず確認しましょう。
また、どこのスタジオも利用規約が変更されることがありますので、一度使ったことのあるスタジオでも利用前には必ず再確認する癖を付けたほうが良いと思います。

原状回復

大抵のスタジオは原状回復(使う前の状態に使った人が戻す事。)が規約に記載されています。スタジオ利用にやや慣れて来た位のタイミングが一番疎かになってしまいますが、最悪スタジオの利用禁止措置などもされてしまう可能性がありますので、しっかり原状回復は行いましょう。

スタジオ汚染

筆者のボキャブラリーが乏しくて汚染って単語になってしまいましたが、白ホリの汚れやソファー・ベッドなど、撮影しているとスタジオの設備を汚してしまうことがあります。
最悪クリーニング代を請求されたりしてしまいますので、しっかりとした対策を行って行きたいところです。
具体的には以下のような対策になります。

・靴裏の養生/清掃

レイヤーさん色々な事情で撮影に使う靴を自宅から既に履いてきいる事も珍しくありません。スタジオによっては完全に土足NGだったりするので最悪撮影できなくなりますが、養生でOKしてくれるスタジオも多いので確認しましょう。室内履き専用であっても思いの外靴底が汚れている事は多いです。ウエットティッシュなどで拭いておけばなお良しです。

・ライトスタンド

ライトスタンドの接地部分にテニスボールや靴下の様なものを付けているのを見たことがあるかもしれません。あれはライトスタンドや三脚などの接地部分が黒いゴム制の場合床に黒の汚れが付いてしまうことがある為、それを予防する為に装着しています。小さな靴下の様な物は100円ショップなどでも売っていますので、付けて置くと良いでしょう。

・家具/小物の持上げ移動

よく見かけるのが、持上げるのが面倒で家具などをひきずってしまう行為ですが、ほほ全てのスタジオでNG。スタッフさんに怒られたり最悪退場させられることもありますので、必ず持上げて移動させましょう。

・血糊/ペンキ

大半のスタジオは血糊/ペンキ等の使用は禁止されています。一部スタジオでは利用が許可されていますが、スタジオ毎に特定エリア限定であったり、乾燥した状態なら可能であったり等違いがありますので、スタジオに直接確認してしまうのが一番です。問合せの際には「血糊が使いたいです」とだけ質問してしまうと、どの様な撮影方法なのかがスタジオさんが判断できませんので、「顔や腕などに血糊を付け、乾燥させた状態で撮影したいですが、可能でしょうか」など、具体的に撮影内容を相談した方が無難です。

撮影ブース占有

貸切スタジオであれば問題にはなりませんが、シェアスタジオでの撮影ブースの長時間専有はなにかと問題になりやすいです。自分が撮影している場所を見に来る人が居た場合、その場所での撮影したいと思っている可能性があります。「この場所使いたいですか?」などの声がけを自分から行い、長くても1時間以内に譲りましょう。また、自分が撮影したい場所で誰かが撮影している場合は、見ているだけでは伝わりませんので、「次、この場所を使いたいのですが、あとどの位撮影されますか?」など、時間の目安を確認すると良いです。最近「今日はずっとここ使います。」など、堂々と完全に占有する利用者もちらほら見かけますが、その際はスタジオのスタッフに相談して交渉してもらうのが良いと思います。自分で「シェアなんだからどけよ!」的な交渉を行ってしまうと要らぬトラブルを生んでしまいます。

占有とはちょっと違いますが、自分の荷物(スタンドケースやカメラバッグ)やスタジオ備付のカポックや脚立などを使って領土主張の様な事をする方がたまに居ます。
こちらも明文化は難しくてもマナー違反だと思われますので、控えたほうが良いでしょう。

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