コスプレ撮影・ライティング研究所

撮影の基礎から応用まで色々な技法を研究していきます

雑談

撮影データの渡し方や枚数など

2019/08/29

コスプレ撮影では1日の撮影枚数やデータの渡し方や現像・レタッチを誰がやるかなど、人によって違いすぎて悩んでしまう事が多いので、雑談です。

撮影データ渡しの枚数や方針は

A.撮ったまま(所謂撮って出し)を全部送る
B.カメラマン的にNGなカットは全部消してから送る

大きく分けるとこの2通りになると思います。

Aの場合

A1.JPEGのみで撮影し、現像はしない。

後で調整ができないので撮影時のハードルは高いですが手離れがとても良いので撮影頻度を高くしたい方や、撮影日以外の日が忙しく現像している時間が無い方などが採用しています。

A2.RawもJPEGも全てのデータを渡す。

コスプレイヤーさんが現像やレタッチを自分でやりたい!って方の場合に有効ですが、RAWを触れるレイヤーさんはそんなに多くない印象です。

A3.Rawで撮影し、全部現像してから送る。

最も手間の掛る方式ですね。現像前に絶対に使われない写真や、使ってほしくない写真は消す方も多いようです。

A4.RawとJPEGを同時に撮影しておいて、JPEGを全部送りリクエストされた画像のみ現像する。

形はちょっと違えど、最近はこのスタイルの方が多いのかなと思います。まず、撮って出しJPEGをレイヤーさんに送り、ほしい写真をリクエストしてもらってから該当写真のみ現像します。
筆者もこのスタイルです。番号を書き出すのが手間がレイヤーさんにかかりますが、ほしい写真のファイル名が分かるスクリーンショットなどでOKにするなど、相互に負担軽減できると理想的です。

コスプレイヤーさんからの人気は

A3 > A4 > A2 > A1

という印象ですが、正直カメラマンとしての負担が大きいのでA4がベストだと思っています。
ただ、よく聞く話ではA4の場合、コスプレイヤーさんとのコミュニケーションが不足していると、現像前の荒い撮って出しをそのまま使われてしまうということも多いようです。
こだわりが強いカメラマンさんが後述B2になって行くのは自分の納得できない写真がUPされてしまう事が嫌だからなんですね。

 

 

Bの場合

B1.ピンぼけ・テスト撮影などの絶対に使わないであろう写真だけ消して送る。

実際にコスプレイヤーさんはPCの容量が少ないから余計な写真は少ないほうが嬉しいという方と、大事な思い出だから兎に角全部欲しいという方、特に拘りなしという方に分かれますので、初回撮影時に軽く確認するのも良いかもしれません。

B2.1日に何枚撮影していようが、使ってOKの数枚(1~10枚)しか送らない。

カメラマン的には一番写真の系統がブレないですし、納得出ない写真が上がる可能性がぐっと低くなりますので拘りがとても強いカメラマンさんはこの方式の方が多い印象です。
ただ、コスプレイヤーさんからの印象はあまり良くない場合が多いようです。この方式を採用しているカメラマンさんの場合データの受け渡しに時間が掛かる事が多くその点も評判が悪い原因の一つの様です。

コスプレイヤーさんからの基本的な人気は

B1 > B2

だと思われますが、極稀にコスプレ歴が長かったり、カメラマンとの信頼関係が強かったり、コスプレ頻度が高すぎるなどの理由からB2が一番助かるというコスプレイヤーさんも居ます。
ですが、自分が一番良いと思った写真とコスプレイヤーさんが一番良いと思った写真が違うことは割とよくあります(見るポイントが違う)ので、筆者はコスプレイヤーさんに選んでもらう方式を採用しています。

A方式B方式。結局はコスプレイヤーさんのスタンスにより喜ぶ方式が違いますので、コミュニケーションを大切にしましょう!

 

-雑談